現在、楽天市場側にて進められておりますSKUプロジェクトに関連しまして、弊社開発対応を進めます中でこれまで想定されておりませんでしたシステム影響が発覚致しましたので、急ぎビーノをご利用の全店舗様へとご案内させていただきます。
1. 新たに発覚した、SKU移行によるビーノへの影響
対象機能
以下4つのページ作成機能へ影響がございます。
- PCトップ作成機能
- 特集ページ作成機能
- 共通コンテンツ作成機能
- カテゴリ上部作成機能
対象パーツ
本ご案内で影響があるパーツは以下2つとなります。
- 「商品を選ぶ」内、「個別指定」の「商品を1つずつ選ぶ」
- 「商品を選ぶ」内、「店舗内ランキング」
※同じ「個別指定」パーツでも「キーワードで指定」は影響ありません
※また、上記以外の自動更新パーツには影響ありません
なお、該当パーツを利用されておりません場合は影響がございません。

影響1.対象パーツの表示不可期間について
2023年8月8日(火)にビーノ側でのシステム対応が完了いたしました。
そのため、現在は対象パーツをご利用の場合も商品が表示されるようになっております。
ビーノシステム側での対応が完了するまでの間(〜8月中旬頃まで)、該当の商品一覧パーツにて商品情報の取得・表示ができなくなります。
こちらにつきましては、楽天システム側の仕様上、SKU移行後はビーノのトップページや特集ページ等で使用しております一部楽天システム(API)の使用ができなくなるためでございます。
影響2.ページ表示速度への影響
ビーノにて対象パーツが表示できるようになりました後も、掲載商品品数が多い場合などは全て表示されるまでに数秒〜十数秒かかる場合があります。
例)該当パーツで30商品を掲載されている場合、すべての商品を表示するまでに最低6秒以上かかる見通し
※ビーノでは商品表示を独自に早くするためのキャッシュシステムが採用されておりますので、毎回必ずではありません
2. 影響2の原因:楽天システム(API)の制限強化
影響2について、今回、新たに判明しましたことを簡潔に記載致します。
これまで弊社で把握していた内容
- SKU移行前・後で、店舗様に提供される裏側の楽天システム(API)が変更される
- SKU移行「後」の店舗様が使用できる楽天システム(API)は、現行システムより制限が緩和されている→ページ表示速度への影響なし!
開発を進める中で新たに発覚した事実
- SKU移行「後」の店舗様が使用できる楽天システム(API)は、現行システムよりも制限が強化されている模様…※1
- SKU移行後はビーノで商品一覧を表示するために、数秒以上の読み込み時間がかかる場合あり※2
- 現在、楽天と相談を行い、追加対応を前向きに検討いただいている(現時点にて対応時期は未定)
※1:楽天市場の公式APIドキュメント上ではリクエスト制限が緩和されている記載となっておりましたが、実際に弊社側でテストを行いました結果、1秒間に最大5商品のみ取得可能な状況です
そのため、例えば、個別指定で30商品を掲載されている場合、すべての商品を表示するまでに最低6秒以上かかる見通しとなります
また、ビーノだけでなく、APIを利用する全てのベンダー製品に影響があります
※2:一度でもページが表示されますとそれ以降はキャッシュが有効になるため表示速度は上がりますが、初回の表示遅延が著しい見通しです
より詳細なシステム事情等については最下部へとまとめておりますので、詳しく知りたい店舗様はご覧くださいませ。
(少々システム的なお話となってしまい恐縮ですが、率直に状況を記載しております)
3. 結論:店舗様にてご対応方法をご検討ください
大変恐れ入りますが、前述の通り、現状楽天側と相談し、追加のシステム対応を前向きにご検討いただいておりますものの、詳細な対応時期は未定となっております。
そのため、上記ビーノでの作成ページへの影響もご考慮の上、店舗様にてご対応方法をご検討いただけますと幸いです。
ご対応方法案
案1:該当パーツ以外へ変更する
今回影響がございますパーツは以下2つとなります。
そのため、上記以外の他パーツをご利用いただきますことで引き続き遅延なく表示することは可能です。
案2:SKU移行日を再検討する
すでに作成済みのページにて該当パーツを多用されております場合など、他パーツへの変更が難しくございます場合は、SKU移行日の延期も含めてご検討ください。
ただ、SKU移行日を延期されますと、ビーノでのページ表示には影響が生じませんものの、以下楽天市場側でのメリットを享受できなくなりますため、その点はどうぞご注意いただけますと幸いです。
SKU早期移行のメリット
- SKU移行後、商品仕様情報の入力を充実させることで、検索結果に表示できる情報量が増えることや、検索時の絞り込みに使える項目が増えることで、ユーザーが商品を見つけやすくなる
- 別々の商品ページで販売されていたSKUを統合し、同一商品ページで販売できるようになることで、ユーザーの回遊性が向上
- 最短お届け可能日表示、定期購入商品のCSV一括登録、レビューの統合など、SKU移行後に利用いただける新機能を活用し、より便利で効率的な店舗運営が可能
※詳細はこちらの RMS店舗運営Navi をご確認ください。
SKU移行日の変更をご検討される場合
▼SKU移行予定日まで4週間未満の店舗様
すでに「移行日変更申請フォーム」からのご申請期限は過ぎておりますため、大変お手数ではございますが、至急、楽天市場のECコンサルタント等へ直接ご相談いただけますと幸いです。
▼SKU移行予定日まで4週間以上の店舗様
お手数ではございますが、楽天市場より届いております以下メールへ記載の「ご変更申請フォーム」よりご変更申請をお願いいたします。
※万が一、10月以降の移行日を選択できません場合は、お手数ではございますが、楽天市場のECコンサルタント等へ直接ご相談いただけますと幸いです。
▼楽天市場配信のメール件名 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 【SKUプロジェクト】移行予定日確認のお願い ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー ※店舗様によってメールの受信日がバラバラのため、件名での検索が有効かと思われます
4. 補足:原因に関するシステム事情詳細
上の2番(原因)箇所にて記載しましたシステム制限事情につきまして、より詳しい補足をさせていただきます。
システム的なお話となってしまいますため、より詳しくお知りになりたい店舗様のみご覧くださいませ。
1. SKU移行後も現行システム(1.0)を使用できないのか?
残念ながらできません。
SKU移行後は「個別指定」や「店舗内ランキング」商品を取得・表示するための楽天システム(API)がSKUに対応したもの=2.0へ移行となります。
(楽天市場側の決定仕様です)
そのため、SKU移行済み店舗様は速度遅延のない現行システムを引き続き使用することができず、新システムへの切り替え=制限強化となってしまいます。
2. SKU移行後の新システム(2.0)はどの程度制限が厳しいのか?
まず、楽天市場システム(API)では1秒あたりにデータ取得可能な商品数が決められています。
SKU移行後に使用する新システムではそちらが「1秒あたり5商品まで」となりますため、1ページへ掲載されている個別指定商品が5商品以上の場合は初回のページ表示に非常に時間がかかってしまう可能性があります…。
3. いつものようにビーノ側でなんとかできないの…?
打てる手、打てる相談はすべてやり尽くしました。。。
ビーノをご利用中の全店舗様へ影響が生じることから、ビーノより楽天開発部署様を含む多方面へと機能追加・制限緩和を含め何度もご相談差し上げておりますものの、先に記載しました通り『前向きにご検討いただいておりますものの対応時期は未定』となっております…。
ただ、本件はビーノに限らず、楽天システム(API)を利用する全てのベンダー製品および店舗様へと影響する問題のため、楽天開発部署様としてもきっと一生懸命急いでくださっていることと認識しております。。
また、ビーノ側で楽天側システム変更を待たずにできる方法につきましても、ありとあらゆるパターンで模索・検討しましたものの、「二重価格表示ができなくなる」ことや「個別指定中商品の全リセット(店舗様側での再選択が必要になる)」など店舗様への影響・ご負担が大きく、、
大変心苦しいですが、今打てるベストな方法は楽天側のシステム対応を待つ(その後、ビーノを改修する)ことであると判断した次第です m(_ _)m
最後に
皆様にはご不便をおかけしまして恐れ入りますが、ビーノといたしましても楽天側へ引き続き要望をしつつ、可能な範囲での最善を目指して参りますので、何卒ご理解のほどお願い申し上げます。